そもそも「肩こり」って一体なんだ?
一言で肩こりといっても、人によって症状や原因は全く異なります。
中には、今のいままで、「肩こり」などという不具合を経験した事がない方もいるかもしれません。
ただ、誰にでも起こりうる症状なので、この機会に肩こりの原因や対処法、予防法などを覚えておくといいでしょう。
【肩こりとは】
一般的に言われている「肩こり」とは、そのほとんどが、筋肉のこり、硬くなった事で発生します。
骨を覆うようにして付着する筋肉は、骨の動きをサポートする役割りを担っています。
しかし、不良姿勢や血行不良などによって、本来の働きを阻害されると、硬くなります。
筋肉が硬くなると弾力性が失われ、伸縮が悪くなるため、血液の流れを阻害します。
血液は、体中に栄養を届け、体内に蓄積する老廃物や余分な水分を排出する働きがあります。
そのため、血液の流れが阻害されると、体内に悪い物質がたまり「痛み物質」として、肩こりなどを引き起こします。
また、肩周辺には、血管や神経も数多く通っているため、硬くなった筋肉によってこれらの機能が圧迫されると、さらに症状は悪化し、手足のしびれ、神経痛、自律神経失調症などの不調となって現われます。
【何がきっかけで肩こりになるの?】
筋肉のコリによって発生する肩こりの原因は、次のことが考えられます。
・不良姿勢
最近特に多いのが、スマホ、PCなどによる姿勢の悪さです。
パソコンやスマホなどを操作している際の自分の姿勢を思い出してください。
夢中になるあまり、首が体よりも前に突き出て、背中は曲がり、腕に全体重を乗せて、なんとも不自然な姿勢になってはいませんか?
また、夢中になると1日に何時間もずっと画面を見続けている、なんて方も少なくありません。
本来人間の体、横から見たとき、背中が適度に湾曲し、キレイなS字を描いているはず。
そのS字ラインこそが、頭、背中、などの重さをバランスよく分散し、リラックスした状態を保てる形です。
一方、S字ラインが乱れるパソコンやスマホ姿勢は、首や頭部の重さが、ダイレクトに肩周辺に重くのしかかり、さらには、両腕の重さまでもが肩周辺にずっしり負担されるので、ひどい肩こりとなってしまいます。
→解決法
不良姿勢による肩こりを改善するには、正しい姿勢を意識する事がポイント。
次に、同じ姿勢を1時間以上継続する必要がある場合は、1時間に1回程度、ストレッチ、マッサージなどを取り入れるようにしましょう。
肩を上下に動かしたり、手をグルグル回す、両腕を頭の上に伸ばし、全身の筋肉を和らげるなど、ちょっとした工夫で肩こり予防に繋がります。
その他、正しい姿勢がいまひとつ分からない、という方には、次の方法で正しい姿勢を体にインプットさせてください。
壁に頭、肩、ヒップ、かかとをつけて顎を引いて、まっすぐに立ちます。
このとき、腰と壁の間にこぶし大1個分隙間が開いている事が理想的。
これがS字ラインの整った、理想的な姿勢です。
腰と壁の間にこぶしが2個以上入る、逆に1個も入らない、この姿勢を5分以上キープできない、キープすると体中が痛い、という方は速やかに正しい姿勢を体に覚えさせるようにしてください。
・運動不足
加齢にともない、筋力は、低下し、体を十分に支える事が難しくなります。
そのため、ちょっとした不良姿勢、同姿勢が続くことで、筋肉がこり、肩こりが起こりやすい状態になります。
柔軟性が高く、質の高い筋力を維持し、肩こりのない体を取り戻すには、やはり適度な運動は必要不可欠。
→対処法
ただし、すでに肩こりの症状がひどく、運動が難しいという方は、絶対に無理は禁物です。
1日30程のウオーキングからスタートし、運動ができるからだ作りから始めましょう。
腕と足を大きくふって、ゆっくり歩くだけでも、肩コリをほぐし、柔軟性を高める事はできます。
またウォーキングは、景色を楽しみながら、適度に汗をかくことができるので、リラックス効果も抜群。
リラックスとは、体のめぐり、血行不良を取り除いてくれるので、肩こり改善には、大変おススメです。
無理のない方法で、肩こりのない体を取り入れましょう。
とはいえ、肩こりと思っていた症状が実は、別の病気のSOSという可能性もありますので、いつもとは違う症状を少しでも感じたら、速やかに詳しい検査を浮け医師の指導のもと、正しいケアを行なってください。
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