病気以外の腰痛の主な原因は以下の通りです。
【腰痛の主な原因】
・使いすぎ
毎日、仕事で重い荷物を持ち運んでいる
スポーツで腰を激しく動かす
育児や家事で、腰に負担がかかる
などに心当りのある方は、腰を使いすぎることで発生する「筋性腰痛症」かもしれません。
筋肉を使いすぎると筋膜が炎症を起こし、腰痛として症状が現われます。
特に、重労働者の場合、腰の筋肉疲労から血行不良が発生し、筋肉や靭帯が収縮しこり固まります。
すると慢性的に腰痛が発生し、腰を支える動きが低下するため、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの激しい腰痛も起こりやすい状況です。
・運動不足
年齢とともに体を動かさなくなった
仕事ばかりで、運動をするヒマがない
移動はすべて車、もしくは電車バス、
というライフスタイルにある場合、筋肉の衰えから発生する腰痛に悩まされることになります。
さらに運動不足は、筋力の低下だけでなく、筋肉の質を悪くし、柔軟性、弾力の乏しい筋肉へと変化。
硬い筋肉では、血液の流れを阻害し、その結果、腰痛となり症状が発生します。
運動不足による筋肉の劣化は、加齢とともに急速に進み、他の人と比べて老化も早くなるので、若い人で腰が弱いという方も珍しくありません。
もちろん、運動不足は肥満のリスクも高く、体重の負担が腰にかかるため、さらに腰痛悪化の危険性が高まります。
・不良姿勢
長時間のデスクワーク
猫背、O脚・X脚
等は、腰に大きな負担をかけるリスクが高い状況です。
中でも近年特に多いのが、スマホやPCによる若年性の腰痛で、同じ姿勢を長時間続けることによって、筋肉の緊張から血行不良を起こしているのが原因です。
【簡単にできる腰痛対策】
1・壁押し運動
文字通り、壁を押し付けて腰周辺の筋肉を動かす運動です。
両手を壁について、両足を前後に大きく開きます。
片方のアキレス腱を伸ばすイメージで姿勢を整えましょう。
ゆっくり膝を曲げながら、腰をそらすのがポイント。
各10秒ずつの2セット行ないます。
2・オフィスで出来る!エクササイズ
次に、椅子に座った状態できる腰痛対策エクササイズを紹介します。
デスクワークで長時間同じ姿勢を取る方におススメ。
座った状態から上半身だけを膝に向けてゆっくり曲げます。
体の力を抜きながら息をゆっくり吐き出しましょう。
10秒キープしたら、ゆっくり息を吸いながら、元の位置に戻ります。
この動作を5回の2セット行なうだけで!簡単でしょ!
3・スクワット
今度は、腰痛を未然に防ぐ、筋力アップトレーニングを紹介します。
少々、動きがハードになるので、すでに腰痛を抱えている方は、無理は禁物。
医師に相談し、安全に行なってくださいね。
おススメは、膝と膝にタオル、もしくは雑誌を挟んで行なうスクワットです。
膝と膝の間にしっかり雑誌、タオルを挟んで落とさないようにしましょう。
背筋を伸ばし、通常のスクワットを行ないます。
20回の2セット1日1回行なうだけで、腰周辺の筋力アップ、さらには、ヒップアップ、太ももの引き締め、ポッコリお腹対策に高い効果を発揮します。
スクワットは、ふくらはぎなどの筋力アップも可能で、代謝機能を促進し、ダイエット効果も期待できますよ。
1回で無理をするのではなく、長く続けることが効果を最大限に実感する秘訣です。