何も鳴っていない?
他の人には、聞こえていない?
自分だけに聞こえる音のことを「耳鳴り」といいます。
ただ、耳鳴りといってもその種類や原因はさまざま。
今回は、多くの方を悩ます金属音キーンという音が聞こえる「耳鳴り」について紹介します。
【耳鳴りの原因って?】
飛行機に搭乗しているとき、一瞬音が遮断されるトンネルに入ったときなど、一時的な気圧の変化で耳鳴りが起こることがあります。
これらは、正常な体の反応なので、何も心配する必要はありません。
しかし、注意したいのが、慢性的に続く耳鳴り。
音を聴くための機能にトラブルが生じているのが原因で、場合によっては、別の病気のサインの可能性もあります。
その他にもストレスや疲労、加齢等などの体調の変化、糖尿や血圧の異常で耳鳴りが発生することもあります。
では、その一つ一つを詳しく調べてみます。
・突発性難聴
片方の耳が突然聞こえにくくなる病気で、耳鳴りと同時にめまいも合併します。
ウイルスや内耳の循環異常が原因とされていますが、はっきりした事はまだ分かっていません。
年間約4万人、3000人に1人がかかるといわれており、完治が難しい病気。
そのため、少しでも異常を感じたら、できる限り早めに治療を開始することがポイント。
また病院で詳しい原因が分からないと診断されても、諦めずに整体、接骨院等施術も視野にいれあらゆる角度から改善を試みましょう。
・メニエール病
耳鳴りや難聴と同時に激しいめまいが発作的に生じる病気。
内耳にあるリンパ液が過剰にたまり、みずぶくれのようになることが原因。
初期発見が難しく、聴力等の低下に繋がる危険性がありますので、この機会にメニエール病の初期症状の特徴を理解しておくといいでしょう。
まず、代表的な症状が耳鳴りと同時に起こる回転性のめまいです。
10分ほど続くめまいが断続的に数時間発生。
その時、冷や汗、吐き気などもあります。
・ストレス
ストレスを抱えると、本来脳がスルーするような音にも敏感に反応するようになることから耳鳴りを発症。
特に高音のキーンとした金属音が起こり、さらにそれがストレスとなり、症状が悪化します。
ストレスによる耳鳴りは、自律神経の乱れも伴っているので、全身にいたる不調が少しずつ現われます。
これらの症状は整体院、接骨院の施術で大きな改善が期待できますので、一度相談してみるといいでしょう。
【耳鳴りを予防、対処するには?】
病気以外の耳鳴りを対処、予防にはいくつかのポイントがあります。
まず、耳鳴りを過剰に意識しすぎないこと。
耳鳴りを意識しすぎることで、悪循環を生み、症状が悪化するため、「あっ、また来たか」程度に軽く流すようにしましょう。
また、ストレスによる耳鳴りを軽減するため、適度な運動や不規則な生活習慣の見直しは不可欠。
それでもなかなか改善できない場合は、整体や接骨院等の施術を活用するのも最適。
緊張した筋肉を和らげ、血行を促進することで、耳鳴りを上手にコントロールすることが出来るでしょう。