【不眠症とは】
約5人に1人が不眠症で悩んでいわれている昨今、下は10代の子供から上は70代80代と老年に至るまで幅広い年齢層で発症します。
寝付きが悪い、夜中に目が覚める、朝予定よりも早く目が覚める、十分に眠った気がしない為、昼間に注意力や記憶力が低下したり、疲労が体調不良が起こるなどの状態をいいます。
タイプは、大きく4つに区分されます。
・入眠困難
ベッドや床についても、30分から1時間以上もウダウダしている、眠れない状態が続く、眠るまでに時間がかかる
・中途覚醒
朝を迎えるまでに何度も目が覚める、十分に眠った気がしない、朝疲れている
・早朝覚醒
予定起床時刻よりも2時間以上も前に目覚め、それ以降眠れない
・熟眠障害
1日8時間以上寝ているのに、その割りに寝た気がしない
これらの症状は、一度に複数現れることもあります。
【主な原因は?】
考えられる不眠症の主な原因は、以下の通りです。
・環境の変化
出張や仕事などで慣れ親しんだ場所から離れる(時差)、枕や寝室が変わる(寝具の変化)、暑い寒い、うるさい明るいなどの変化
・体の変化
ホルモンバランスが崩れる加齢によって、眠りメカニズムが大きく乱れます。
さらに、生殖機能や自律神経の乱れによる頻尿、体のかゆみ、冷え、腰痛等が原因で十分な眠りが阻害されます。
・心のバランス
精神的ストレスを抱えると、睡眠に悪い影響を与えます。
これは、交感神経が優位に働くことで、体が常に緊張状態に置かれていることが要因です。
・生活習慣の乱れ
飲酒、喫煙、カフェインの過剰摂取、薬の副作用等でも睡眠を阻害。
その他、運動不足なども要因となります。
【対処法は?】
上記の不眠症を改善するには、次のような対策がおススメ。
・環境
音や光を出来るだけ遮断しましょう。
部屋の静かな場所に寝室を設けたり、カーテンを厚めに変えるだけでもいいでしょう。
また、湿度や温度にも注意が必要です。
夏は、27前後、冬は18度前後が適温。
湿度は、60%程度が理想的な睡眠環境といわれています。
・心
ストレス等を抱えている方は、1日30分程度でも汗を流すなどの運動がおススメ。
さらに、半身浴で体を温める、アロマなどで気分をリラックスさせる工夫も不可欠。
精神的不安を抱えている場合は、脳内物質セロトニン不足が大きく影響していることもありますので、食生活の改善を実施しましょう。
最近では、良質なサプリメントも誕生していますので、効率よく補う事も可能です。
・冷え
女性に特に多いのが冷えによる不眠症です。
体温の変動がなく、常に冷えた状態だと、体がいつ休息していいのか判断できず、いつまでたっても眠れないという状況が起こります。
そのため、冷えを改善することで、不眠症を大きくケア出来ます。
体を冷やすようなカフェイン、飲酒を控え、ショウガなど血行促進作用の高いものを積極的に取り入れる。
さらには、定期的に整体院等でマッサージを行なうことで巡りを改善し、冷えを根本から改善する事も可能。
毎日シャワーでサッと、風呂を済ませている方は、20分から30分ほどの半身浴や足湯でも十分効果が期待できますので、お試しください。