足裏のしびれや痛みは、モートン病かもしれません。
【モートン病って?】
足裏の足指の間に起こる痛みやしびれ、その他、知覚障害や腫れといった症状が起こる「モートン病」は、主に自分の足にフィットしない靴をはくことによって引き起こされます。
いかに「モートン病」を起こす原因をいくつか紹介します。
■サイズの合わない靴
自分の足の形やサイズに合わない靴を無理やり履いたとき、靴の中では、指先が窮屈に折り曲げられたりします。
その時、神経が圧迫されます。
特に、高さがあって、不安定なヒールなどは、足指の付け根を強く刺激し、モートン病発症の要因になります。
また圧迫される部位近くの神経には、良性の神経腫が出来るため、それが痛みの原因となります。
■足の変形
横幅が広く、地面にぺちゃっとついてしまうようにつぶされた足を「開帳足」といいます。
開帳足は、通常の形に比べて、神経が圧迫されやすい構造のため、しびれや痛みがでやすいのが特徴。
また、足指の第一関節が、高いヒールを履いているときと同じように、曲がった状態になりやすいため、モートン病へのリスクが高まります。
■足への衝撃
足に繰り返し衝撃を受け続けるとモートン病になりやすいといわれています。
例えば、ジョギングやランニング、ウォーキングなどの場合、毎日繰り返し足指などへの衝撃が加わります。
地面から受ける衝撃を上手に受け止めるようなシューズなどを履いていない場合は、モートン病のリスクが高まります。
■怪我や炎症
炎症によって足裏周辺に腫れが発生すると、それが要因となって神経を圧迫しモートン病になります。
【モートン病を予防、対処法】
モートン秒を未然に防ぐには、足への衝撃や負担を軽減することが大事です。
そのためには、足の形、サイズにマッチした靴を選ぶことは重要です。
おしゃれを優先にした靴選びを続けていると、モートン病を発症し、不良姿勢から体全体の歪みとなって見た目の印象が悪くなります。
それでは、いくらおしゃれにチカラを入れても意味がありません。
また健康のためにとはじめた運動でも、自分の足にフィットしない靴を履いたり、運動する環境に適さない靴である場合は、健康を阻害するなど本末転倒です。
まずは、自分の足のサイズ、カタチ、環境に適した靴選びを慎重に行ないましょう。
次に、運動によるモートン病を回避するため、前後のストレッチ、マッサージは不可欠です。
その他テーピングなどを活用することで、症状が緩和することもあります。
マッサージやストレッチ、テーピングに関しては、スポーツ障害を専門とする整体院、整骨院で適切な治療やアドバイスを受ける事が出来ますので、気軽にご相談ください。
その他にも長時間の立ち仕事の場合は、高いヒールなどを選ばず、足に負担のかからないものを選ぶようにしましょう。
帰宅後は、足の血行をほぐし、筋肉の柔軟性を高めるため、足湯などを取り入れるのもおすすめです。
十分な休息によって、モートン病の予防が期待できます。
ただし、足裏の痛みやしびれは、何もモートン病だけが原因ではありません。
外反母趾や足底筋膜炎、痛風や糖尿病など、別の病気の影響で痛みや違和感が出ている可能性も高いため、自己判断せず、一度詳しい検査をうけ、医師の診察を受けましょう。