へバーデンとは、あまり耳慣れない言葉ですが、さほど珍しい病気でもありません。
ここでは、指の第一関節に症状が現れるへバーデンについてまとめました。
【へバーデンって?】
へバーデン、もしくはへバーデン結節は、つめに一番近い指の第一関節が赤く腫れたり、変形して曲がる病気で、変形性関節症の一つです。
家事や育児、細かい作業などで頻繁に手指を使用する女性に多く見られるのが特徴。
しかし、必ずしも、指を酷使するから、という理由だけではありません。
ちなみに、手指の第二関節に見られる場合「ブシャール」もしくは「ブシャール結節」といいます。
【へバーデンってどんな症状?】
第一関節が赤く腫れる、変形で曲がるなど見た目にも症状は確認できます。
さらに、指先に水ぶくれのような水泡ができることもあり、これを「ミューカシスト」と言います。
痛み以外に、次のような動作困難が生じます。
・テレビやエアコン、などのリモコン操作ができない
・缶ジュースやペットボトルの蓋が開けられない
・パソコン、スマホのキーボードが打てない
・箸が上手に使えない、もてない
・弦(ギター、三味線、琴)がひけない
・包丁が握れない、使えない
上記の事は、すべて日常生活において、何気ない行動の一つです。
普段できるものが、少しずつできない、という状態が増えてくるため、それがメンタルに悪い影響を与え、別の不調となるリスクもあります。
【へバーデンの原因は?】
はっきりとした原因はありません。
指の使いすぎだけが原因ではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合い発症する事もあります。
例えば、加齢で、骨や筋肉、その周辺の組織が劣化することで発症する場合や遺伝の場合。
ピアノやテニス、キーボードの操作やスマホなど、指の使いすぎによるもの、女性ホルモンの減少という影響を受けた場合、など、あらゆる事が原因として考えられます。
その他、甘いものを習慣的に取り入れている場合、へバーデンになりやすいという報告もあります。
女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンが減少することで、関節やそれを包む膜が炎症を引き起こしやすい傾向にあるため、閉経前後、妊娠中や産後は特に注意が必要です。
【へバーデンは予防できる?】
へバーデンは、普段のセルフケアで確実に予防できます。
例えば、指を酷使しないこと、万が一頻繁に使ったと感じる場合は、しばらくは安静にし、ゆっくりと指を休める、などの対策が不可欠。
また、指に負担がかかった場合、筋肉をほぐしたり、血行を促進するなどのマッサージやストレッチも有効です。
その他、骨や筋肉、その他組織に十分な栄養が届くよう、食生活にも気を使うようにしましょう。
特に女性の場合、女性ホルモンの影響を受けやすい時期などには、大豆イソフラボン等を積極的に取り入れるなどの工夫が必要デス。
自律神経の安静を保つことで、へバーデンの痛みを緩和したり、予防する事もできます。
自律神経の安定は、体の歪みがあると、正常に整える事が難しくなるので、気になる方は、接骨院などで施術を受け、万全の体制を整えておくようにしましょう。
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