むち打ちとは、主に自動車の事故、衝突や急停車時に首がむちのようにしなることで生じる症状を総称したものをいいます。
交通事故以外でもむち打ちになる事はあります。
ここでは、むち打ちの症状や対処法、などを紹介します。
【「むち打ち」とは】
正式名称を「頚椎捻挫」「頚部挫傷」「外傷性頚部症候群」などと呼ばれるむち打ちは、次のような症状がみられます。
・首の痛み、ハリや違和感
・頭痛や吐き気
・身体のだるさ、倦怠感
・めまい、耳鳴り
・肩こりや背中の痛み
・手足のしびれ、ハリ
・目の痛み、顔の痛み
等、その他さまざまな症状が報告されています。
特に、交通事故直後は、さまざまな事で頭が混乱し、痛みや違和感を感じにくくなっています。
そのため、すぐ病院で検査を受けない、という方も多いようですが、それは大変危険です。
むち打ちは、事故後、すぐに症状が現れず、数時間後、数日後と時間をかけてゆっくりと体調が悪化するのが一般的。
放置すると、将来的に寝たきりになるなど、日常生活に大きな支障をきたす可能性も十分考えられるので、必ず詳しい検査を受けるようにしてください。
しかしながら、むち打ちは、レントゲンやＭＲＩではっきりとした原因を特定する事が難しい症状でもあります。
自覚症状がありながら「異常がない」と診断されてしまう事も多く、思うように体調が回復しないことがあります。
その場合は、接骨院などもおススメです。
接骨院では、これまでに数多くのむち打ちに対応してきた実績があります。
また病院とは違い、個々の症状に丁寧に対応し、オーダーメイドで施術できるのが最大の特徴といえます。
そのため、症状の緩和はもちろん、身体全体の不調を取り除く事も期待できます。
むち打ちに関する自覚症状があるのに、思うように治らない、という方は、一度お近くの接骨院でご相談ください。
【タイプ別むち打ちの症状】
むち打ちには、タイプで症状の出方に違いがあります。
・バレリュー
後部交感神経症候群とも呼ばれるむち打ちで、頚椎に沿って走る椎骨動脈の血液の流れが低下するのが原因。
めまいや頭痛、耳鳴り、吐き気の症状があります。
・脊髄症
頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びる神経が損傷することで発症。
主に下肢にトラブルが見られ、歩行障害、排尿障害等があります。
・頚椎捻挫
むち打ちのおよそ8割がこのタイプで、頚椎周辺の筋肉や靭帯、軟部組織の損傷が原因。
首の後ろや方の痛みが主な症状。
・根症状
頚椎のならびに歪みが生じることで、神経が圧迫されている状態。
全身を司る自律神経が乱れることで、全身にかかる不調が見られる。
首の痛み、肩の凝りや痛み、腕の痛みや痺れ、後頭部の痛み、顔面痛、等が主な症状。
・脳脊髄腋減少
腰椎の神経根に強い圧がかかり、くも膜が裂けている状態。
一時的に髄腋圧が上昇しており、初期の症状としては、頭痛があります。
それ以外は、実にさまざまな体調不良に見舞われます。
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