腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)について説明します。
【腰部脊柱管狭窄症とは】
加齢やさまざまな原因で、骨や関節、椎間板、靭帯などが肥厚し、脊柱管が狭くなることで神経を圧迫。
さらに、血管を死骸すること、痛みやしびれ等が起こります。
腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛を引き起こす病気の一つでもあります。
椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、体が前に曲がり坐骨神経が引っ張られることで症状が悪化する傾向にありますが、腰部脊柱管狭窄の場合には、狭窄が後ろに曲げた時に増悪するのが特徴。
【腰部脊柱管狭窄の症状は?】
腰部脊柱管狭窄症の主な特徴の一つに間欠跛行があります。
これは、脊柱管狭窄の共通する症状で、長時間続けて歩く事はできないが、少し休んだりすると再び歩くことが出来るような状態です。
ただし、脊柱管狭窄では、神経が圧迫される箇所により痛みの出方が異なります。
・馬尾型
脊柱管の中心にある馬尾神経が圧迫されると、両下肢のしびれ、冷たいと感じる冷感、疼痛等があります。
また、排尿のコントロールが難しく、排尿障害等も確認できます。
・神経根型
馬尾神経から分岐した神経の根元が圧迫されるとお尻から足にかけて広範囲で痛みが発生します。
・混合型
馬尾型と神経根型の両方の症状が同時に見られるタイプで、さまざまな症状で悩まされます。
【治療しなかったらどうなる?】
初期の段階で早めに対処できれば、それほど増悪する事はありません。
ただ、症状を放置したり、自己判断で安易に解決しようとすると安静時でも症状が悪化したり、座ったり、楽な姿勢をとっても、足の痺れがずっと残るような事もあります。
場合によっては手術をしても、症状が良くならず、一生不快な症状を抱える事となります。
ただ現在、保存療法で7割近くが症状が緩和すると言われています。
保存療法とは、薬物療法やブロック療法などがあります。
これにより神経野圧迫だけでなく、血管を広げ血流を促すことが可能で、運動療法とあわせて高い効果を発揮します。
しかし、保存療法でも思うように効果が得られなかった場合に限り、手術を選択する場合もあるでしょう。
どうしても手術を回避したい、少しでも症状を緩和した、という場合は、接骨院等でも相談してみるといいでしょう。
接骨院では、病院とは異なる手技をメインとしたアプローチで、神経の圧迫を取り除いたり、血行促進を促すなどの施術を実施します。
薬による副作用のリスクや体にメスを入れるというリスクが回避できるので、手術を選択する前にどのような方法があるか、検討してみる事も重要です。
【腰部脊柱管狭窄症の予防】
軽度の腰部脊柱管狭窄症なら次の方法をお試しください。
毎日無理をしない程度に続けることで、症状がいくらか緩和できます。
また、予防としても効果が期待できますので、是非毎日の日課に取り入れてみるといいでしょう。
椅子を準備しましょう。
枕やタオルなどにあまたをおいて、床に仰向けになります。
足を軽く曲げて両手で包み込むようにします。
足は、肩幅位に軽く広げます。
足を胸に引き寄せたら、20秒息を吐きながらキープします。
ゆっくりを足を椅子の上において、10秒休みます。
再び両足膝を両手で包み、胸の位置まで引き寄せ20秒キープしましょう。
胸に引き寄せたとき、腰周辺の筋肉などが伸びるのを意識してください。
この方法を10回1日2セット続けてください。
我孫子市 腰部脊柱管狭窄の症状なら、「あびこ南整骨院」にお任せください。