シンスプリントの原因となる筋肉を硬くする要因は?
シンスプリントは、部活を始めたばかりの人やスポーツ・ランニングなどを始めたばかりの人に多く発生することから初心者病とも言われます。
人によってはスネの外側に痛みが出る場合もありますが、多くはスネの内側が痛くなる症状がでます。
しかし、使いすぎても症状が発生しない人がいますし、トップレベルで活躍している選手であっても発症する人がいるのです。
では痛みを引き起こしている本当の原因は何なのかというと、スネ周辺にはヒラメ筋・腓腹筋・前脛骨筋など様々な筋肉が付着していて、それらが硬くなってしまうことです。
例えば、走ったり歩いたりジャンプをする時に使うヒラメ筋は、動作をするたびに強く緊張をしてすねの骨膜を引っ張ります。
この緊張が強く起こってその状態が続くと骨膜が耐えきれずに炎症を起こして痛み始めるのです。
ちなみにランナーの発生頻度が高くて、全体の約20~50%に発生するといわれます。
シンスプリントを発症する原因となる筋肉を硬くする要因としては、どのようなことが考えられるのでしょうか?
同じ練習をしていても発症する人としない人がいて、それは体の使い方が違うからで、筋肉が硬くなる体の動かし方をしていることが要因ひとつと言えます。
地面を強く蹴ることでふくらはぎが疲労しやすくなり足の指が硬くなって、スネ周辺の筋肉は足の指と繋がっている筋肉が多いためにスネかかる負荷が増えてしまいます。
特に、シューズの中で足の指を握り続けた状態で走っている人は、指の筋肉がかなり硬くなっています。
練習後にアイシングをしてケアする方も少なくないですが、これが筋肉を硬くする要因につながることもあるのです。
アイシングをする目的は、冷やすことで炎症や内出血を抑えることなので、普段のケアとして行う必要はないのです。
また、反熱作用を利用して血流の促進で疲労回復することを目的としてアイシングを行われることもありますが、血流の促進をするのならはじめから温めたほうが効果は高いのです。
冷蔵庫にお肉を入れていると冷やされてどんどん硬くなっていきますが、これと同じくアイシングをすることで筋肉は硬くなってしまうのです。
つまり、冷やせば冷やすほど原因である筋肉の硬さを悪化させることになりますし、その状態で練習を繰り返していくと発生する確率も高くなるのです。
それから痛みを我慢しながらストレッチを行うことも筋肉を硬くする要因になります。
ストレッチは気持ちいいと感じる程度なら効果的なのですが、痛みを感じるほど伸ばしてしまうと筋肉が硬くなると知っておく必要があります。
シンスプリントを完治させるためには、硬くなった筋肉を柔らかくすることなので、そのためにもこれらの事柄に注意して予防することです。
ただ厄介なのは、症状が軽い場合に練習をしていると徐々に痛みがなくなっていくことが良くあって、その為に発症していても練習ができてしまうという点です。
また、痛みを我慢しながら練習を続ければ治ると間違った考えをしてしまう可能性もあることです。
しかし、実際は痛みを我慢しながら練習を続けていると疲労骨折を起こすことも考えられるので注意が必要です。
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