【不妊症は増えている】
近年、不妊症に悩まされているご夫婦は増えています。
世界的にも、不妊症というのは増えています。
その数は、10~25%ほどいると言われています。
そのため、不妊症は珍しい悩みではありません。
日本では不妊症の治療を受けるご夫婦が多く、不妊治療により多くの赤ちゃんが誕生しています。
不妊症になってしまう原因は様々であり、女性による原因が1/3、男性による原因が1/3、残りの1/3は、夫婦両方に原因がある場合です。
不妊症の治療は、若ければ若いほど治療が効きやすいと言われています。
そのため、若いうちに勇気を出して治療を受けることが大事となります。
2年、避妊無しで夫婦生活をしてきて妊娠しなかったら、不妊症を疑いましょう。
不妊症の検査や治療というのは、想像以上に長い期間かかります。
早めに受診して、元気でかわいい赤ちゃんに出会いましょう。
以下ポイントに当てはまる場合は、不妊症の可能性が高くなります。
・避妊をせずに月に数回の性行為を行っているのに、半年以上妊娠しない
・性交の際に痛みがある
・ここ2~3年生理痛がひどくなってきた
・生理中に痛みがひどい
・生理不順
・クラジミアや淋病などの性病にかかったことがある
・今までとは違うおりものが出る
・生理以外に出血がある
・生理時の出血が極端に少ない
・35歳以上
・肥満若しくはやせ形
これらに当てはあまる場合、排卵障害で不妊症となっている可能性があります。
【不妊症の治療】
不妊症の治療は、大きく分けて2つの方法があります。
・一般不妊治療
一般不妊治療には、1つの方法があります。
1つは、タイミング療法です。
タイミング療法は、排卵日を特定して、その日に性行為をして自然妊娠を高める方法です。
超音波試験などにより確実な排卵日を特定し、確実な日を想定します。
生理不順や排卵障害などの障害がある場合は、排卵誘発剤を用いてタイミングを合わせます。
もう1つの方法は、人工授精です。
精液を子宮腔内に注射器を使って直接注入して、受精させる方法です。
男性側の精液や精子の異常や女性側の頸管粘液分泌不全、機能性不妊などに効果を発揮することができます。
・高度生殖医療
容器の中で、卵子と精子を受精させて、子宮内膜の中に受精卵を戻す方法です。
卵管障害や卵管癒着、子宮内膜症など、女性に抗精子抗体がある場合に効果的な方法です。
不妊の検査をしても何の異常が見られない場合もあり、その場合も排卵日を予測して性行為を行うタイミング療法から始めます。
一般的な不妊治療と同じような段階を踏んで、妊娠へとみちびく治療を行っていきます。
いかがでしたでしょうか。
不妊症かもしれないけれど、病院に行くのが気が引けるという人は、厚生労働省管轄の不妊専門相談センターがあるので、そこに相談をしてみると良いですよ。
年齢は待ってくれませんので、早めの相談や受診がオススメとなります。
2人で悩みを共有して、相手の性にしないことが大事となります。
今後の楽しい生活のために、2人で分かち合って不妊治療へと向き合って頑張ってみましょう。