【突発性難聴の原因】
難聴というのは、生まれつきなる人や高齢者になるという印象が強いと思います。
しかし、近年は、それまで全くの健康だった人も難聴になってしまうことがあります。
そんな中、突発性難聴は若い人でも発症してしまう現代的な難聴です。
浜崎あゆみさんや堂本剛さんも、突発難聴になったということで話題に挙がっていました。
なぜ、突発性難聴になってしまうのでしょうか。
それには、これらの2つの原因があると言われています。
・ウイルス
突発性難聴は、風邪の後になってしまう人が大半といわれています。
おたふくかぜやはしかなど、高熱を起こす場合の後になることがあると言われています。
・内耳循環障害
内耳の血管が細くなったり、血栓が詰まったり、出血したりにより起きると言われています。
風邪や血管の状態によって発症してしまうということは、誰もがなってもおかしくない難聴といえます。
そして、ネーミング通り、ある日突然発症してしまう難聴です。
今日まで何でもなくても、明日起きたらなっている可能性はあるといえます。
少しでも耳の状態がおかしいと思ったら、専門医に相談をするようにしましょう。
【突発性難聴の治療方法】
突発性難聴の治療方法は、選択肢が少ないのが大きな難点です。
今現在できる治療方法も、有効性が研究段階とも言われています。
それでは、全く頼りになる治療方法とは思えない、と思う人もいると思います。
しかし、全く治療をしないでは先に進みませんので、治療を受けて改善させることがとても大事となります。
一般的な突発性難聴の治療方法は、ステロイドの点滴治療となります。
血流を良くするための投薬や、ビタミン剤の処方もされます。「
治療期間は、2~3週間です。
その後も、経過観察で診ていきます。
突発性難聴の治癒率は、1/3程度といわれています。
治癒を高めるためには、早期の状態で治療を受けることが大事となります。
少しでもおかしいと思ったら、診てもらうことが大事ということがわかると思います。
突発性難聴の後遺症は、完治した場合は残りません。
しかし、十分な回復ができなかった場合は、後遺症が残ってしまいます。
難聴状態が残ったり、耳鳴りの残存が残る後遺症です。
しかし、再発可能性は低いので、何度も繰り返される難聴ではありません。
突発性難聴の後遺症が残ってしまった場合、効果的なのが補聴器といわれています。
難聴の症状や耳鳴りがあっても、補聴器はかなり高い効果を発揮してくれます。
現代の補聴器は大変優れており、個人の聴力に合わせて微妙な調整ができます。
そのため、細かい修正により聞こえがよくなるのです。
完全な聞こえの良さとまではいきませんが、日常生活で暮らしていくことは全く問題ありません。
いかがでしたでしょうか。
突発性難聴は、はっきりとした治療方法は見えていません。
しかし、軽度な状態で治療を受けると完治する可能性が高いといえます。
騙しだまし過ごすのではなく、少しでも違和感に思えたら耳鼻科で診てもらうようにしましょう。