【仙腸関節炎の原因と症状】
仙腸関節炎というのは、骨盤の骨の仙骨と腸骨の間にある関節です。
周りのじん帯によって強く連結されているのですが、仙腸関節は3~5ミリほどのわずかな動きをしている部位です。
免震構造のように、日ごろの動きに対応できるようにバランスと取っている部位というと、わかりやすいかもしれません。
中腰での作業や不用意な動作により、微小な不適合が生じて痛みを発生させてしまいます。
腰痛のような痛みを発し、臀部や足の付け根、下肢などに痛みを発することもあります。
またぎっくり腰のような急性腰痛は、仙腸関節の捻挫が原因と言われています。
仙腸関節炎というのは聴き慣れない症状と思われるかもしれませんが、意外と色んな人がなっている症状なのです。
こんな症状がある場合は、仙腸関節炎の疑いがあります。
・骨盤に痛みを感じる
・椅子に座っていて立ち上がる時に痛みを感じる
・中腰になっていると腰が痛い
・仙腸関節がゆがんでいると言われたことがある
1つでも該当したら、仙腸関節炎を疑いましょう。
仙腸関節炎の診察は、患者さんから症状を聞いて触診で行います。
レントゲンヤCT、MRIでは診断が困難なので、行わない場合もあります。
仙腸関節炎はわずかな動きしかしないので、レントゲンなどの検査では症状を把握することができない場合があるからです。
【仙腸関節炎の治療方法】
仙腸関節炎の治療方法は、以下のような保存療法が一般的です。
・安静
軽度な仙腸関節炎の場合は、安静にする事が1番です。
痛みが取れるまで腰を動かさないようにして、横になるようにしましょう。
軽度な場合は、2~3日横になるだけで良くなります。
また、太っている人は体重が仙腸関節に負担をかけている場合があるので、ダイエットをして仙腸関節への負担を軽減しましょう。
・鎮痛剤
痛みがひどい場合は、鎮痛剤で症状を緩和させます。
内服薬や痛み止めの注射などで、痛みをやわらげます。
・骨盤ゴムベルト
仙腸関節炎の微小な不適合の発生を、固定することで抑える効果を発揮します。
お医者さんと相談をして、適したゴムベルトをあっせんしてもらって使うようにしましょう。
自分が持っているベルトなど自己判断でベルトを使ってしまうと、改善しなかったりよりひどくなってしまうことがあります。
安易な自己判断でベルトケアせずに、必ず専門医に相談をしましょう。
・整骨院での治療
整骨院でマッサージなどの治療で、仙腸関節炎の改善が可能です。
物理的に改善ができるので、スッキリ良くなったという声も挙がっています。
もしも保存療法で良くならない場合は、手術を行う場合もあります。
仙腸関節の微小な動きを止めるために、仙腸関節を固定します。
いかがでしたでしょうか。
仙腸関節炎というのはあまり聞き慣れない症状ですが、蓋を開けると皆さんが良くなる症状です。
もし仙腸関節炎になってしまっても酷くならないようにし、様々なケアで軽度な状態に抑えるようにしましょう。
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