我孫子市 線維筋痛症の発症

【線維筋痛症とは】

線維筋痛症は、ガラスの破片が流れるような痛みが発生する、辛い症状です。

辛い症状が出るのにもかかわらず、所見がみられることが少ない、厄介な症状と言われています。

 

この不思議な線維筋痛症という症状は、2007年の調査によると、人口の約1.7%、200万人の患者さんが国内に居ると言われています。

発症者は女性に多く、20~60代の女性に多くおり、特に中高年の女性に多く発症すると言われています。

これまでなかなか診断にたどり着けなく厄介な症状といわれてきましたが、薬の保険適用によって早期診断や治療ができるようになりました。

 

線維筋痛症というのは、以下の事がきっかけになって発生すると言われています。

 

・小さい頃に受けた虐待やトラブル

・手術による外傷

・交通事故による外傷

・PTSD(心的外傷後ストレス障害)

 

これらが、線維筋痛症の発症のきっかけと言われています。

うつ病との合併率が多く、30~50%とも言われています。

 

また、毎日頑張っている女性もなりやすい傾向があります。

子育てや仕事、家事、介護など、中高年の女性は特に大忙しな何かがあるものです。

痛みや不調があるのに、我慢して生活をしている人が多くいます。

過剰適応となってしまい、様々な部分に痛みを発してしまい、結果線維筋痛症になってしまうこともあるようです。

 

診断方法ですが、難しい診断となることがあります。

その理由は、線維筋痛症は血液検査や画像検査では異常が見つからないからです。

そのため、線維筋痛症の診断は、主な症状の痛みの範囲と強さを調べます。

近年は、線維筋痛症の簡易的なスクリーニング診断ができる質問票も活用されており、「適切な診断で判断できるようになりました。

 

 

【線維筋痛症の治療方法】

線維筋痛症は、特効薬がありません。

痛みがあるのでやわらぐ薬があればいいのですが、残念ながら痛みを即座に緩和させる方法というのはありません。

多角的アプローチをした保存療法を行い、徐々に症状を緩和していく方法を取ります。

 

線維筋痛症は完璧な原因を突き止めるのがむずかしいので、全ての患者さんに対して同じ治療方法にはなりません。

患者さんここに似合った適度な運動や薬物療法を取り入れて、治療効果を高める方法を取ります。

痛みが強い患者さんは、その患者さんに似合った痛み止めを処方して、痛みを軽減させます。

また運動が可能な場合は、運動療法を取り入れて筋肉の強化や規則的な睡眠を確保してもらい、線維筋痛症の症状緩和へとみちびきます。

また、心理的療法も取り入れ、情緒障害を心理的学的療法でサポートし、患者さんの心の中の痛みも軽減させます。

患者さんにより方法は違いますが、様々な角度から治療を行い、線維筋痛症を緩和していきます。

 

いかがでしたでしょうか。

線維筋痛症というのは、治療方法は簡単ではありません。

お医者さんが患者さんごとに似合った治療方法を考えて対応してくれますので、安心して治療を受けるようにしましょう。

自分に似合った治療を受けることで、必ず改善していきますよ。