【側弯症とは】
側弯症というのは、背骨が曲がった症状というとわかりやすいかもしれません。
通常の脊柱というのは、ほぼまっすぐです。
しかし、側弯症の場合は、脊柱が横に曲がってしまい、ねじれを伴った状態です。
小学生の時に身体測定を受けますが、その際に体を前の方に倒して背骨のゆがみをチェックしますが、この際にチェックしていることが側弯症の有無のチェックなのです。
なぜ小学生の身体測定の際に背骨の曲がりをチェックするのか、その理由は側弯症は食学生に多いからです。
側弯症は、なぜ発生してしまうのでしょうか。
その理由は、以下が挙げられます。
・機能性側弯
姿勢や下肢長差などによって、一時的な側弯状態が起きてしまう場合があります。
この場合、弯曲は軽度であり、原因を取り除くと側弯が改善されなくなります。
・構築性側弯
頚椎のねじれが起きており、側方へ弯曲している状態です。
これは、元の状態に戻りにくくなっている状態といわれています。
先天性など病気やなにかの原因によって、発生していると言われています。
側弯症の診断は、立って前屈みになって判断する方法と、レントゲンなどの画像診断により行います。
痛い思いをせず、状態を診断することができます。
【側弯症の予防と診断】
側弯症の診察は、側弯症の状態と年齢、骨成熟度により決めます。
以下のような方法で、治療及び予防をしていきます。
・経過観察
軽い側弯症の場合は、経過観察で様子をみていきます。
進行するか判断できない側弯症は、3~6か月ごと専門医により診察を受け、どのような状態になっているのかを確認していきます。
・器具治療
側弯症の角度が25度~40℃の場合は、器具治療を行います。
側弯の進行防止のため、器具療法とするのです。
器具を使って側弯を矯正させながら成長していき、手術に至らない状態をキープさせます。
骨成熟が終了したら、器具を取り外します。
この場合、35度以上の側弯状態となってしまった場合、将来手術をしないといけなくなってしまうこともあります。
・手術療法
側弯状態が著しくひどい場合は、側弯をまっすぐな状態に戻すための手術を行います。
側弯の進行防止と美容上からみた変形の矯正のため、行います。
曲がった脊柱を矯正し、元に戻らないように固定する手術となります。
手術後1週間程度で歩けるようになり、2~2週間で退院となります。
その翌日から通学も可能ですので、軽度な手術といえます。
意外と効果的のようでそうでもないことといえば、運動療法やマッサージです。
意外と効果がないという報告もあるので、あまりオススメできません。
いかがでしたでしょうか。
側弯症というのは小学生に多く、その時期に改善すれば治りやすいので、是非注目すると良いでしょう。
想像以上に、側弯症の子というのは多い傾向があります。
放置しておくと高度になるとは限りませんが、見た目が良くないですよね。
子供の将来のために、おかしいなと思ったら改善を検討するようにしましょう。