【足根管症候群の症状と原因】
足根管症候群とは、足首のくるぶし部分に入っている神経が痛んで発生する症状です。
かかと以外の足の裏から足の指にかけて、しびれて痛くなる症状が出ます。
足の甲より上に、しびれや痛みが出ることはありません。
また、冷えを伴う場合も多くあります。
しびれがひどくなると、歩くことに支障をきたしてしまうこともあります。
また、麻痺により歩けなくなってしまうことはありません。
以下のような症状がある場合は、足根管症候群の疑いが考えられます。
・立ったり座ったりするときに足の裏にしびれを感じる
・安静にしていると、痛みやしびれは感じない
・足の裏に1枚膜が張っているような違和感がある
・足の裏にザラザラするような違和感がある
・片方の足だけに違和感がある
足根管症候群になってしまう原因は、大きく分けて以下の4つがあります。
・足首のじん帯損傷や骨折のようなケガをした
足首のじん帯や骨折により、足根管を圧迫してしまうことがあります。
また、外傷後にむくみが発生することでも、足根管に圧迫を受けることがあります。
・ガングリオンができたことでの圧迫
関節の周囲などのガングリオンができたことで、神経や血管を圧迫してしまい、症状が出てしまうことがあります。
ガングリオンというのは、関節の周囲にできるゼリー状の良性のこぶです。
関節にある滑液が固まったことにより出来るといわれています。
・足のむくみ
血流障害でむくんでしまうことで、足根管を圧迫してしまうことがあります。
・足の変形
偏平足など足の形が良くないことで、足根管を構成している屈筋支帯が引き伸ばされてしまい、圧迫して足根管症候群になってしまうことがあります。
診断は、足根管部分を指で叩き、足の裏のしびれを確認します。
また場合によっては、レントゲンなどの画像検査で症状を確認する場合もあります。
【足根管症候群の治療方法】
足根管症候群は、原因によって異なります。
主に、以下のような治療方法を行います。
・足のむくみが原因の場合
心不全や腎不全などにより足のむくみが発生したことでの足根管症候群の場合は、点滴や利尿薬にて治療を行います。
・関節炎が原因の場合
抗菌薬やステロイド薬など、関節炎の症状に合わせた治療を行います。
・ガングリオンが原因の場合
ガングリオンが原因の場合は、ガングリオン自体を取り除くことで解決へとみちびくことができます。
注射器などで吸引したり、皮膚を切開して摘出します。
・骨折やケガが原因の場合
骨折やケガが原因の場合は、手術療法となります。
原因を取り除き、圧迫を改善します。
・偏平足など足の形が原因の場合
インソールを使って、足根管に負担を掛けないようにします。
専門医に相談をして、適切なインソールを使うようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
足根管症候群は、正確な診断を受けることで改善へとみちびくことができます。
変だなと思ったら、専門医に相談をしましょう。
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