【股関節炎の症状】
股関節は、足と胴体を繋いでいる大事な関節です。
体をスムーズに動かすために、重要な役割を担っています。
股関節炎は、その股関節が炎症を起こしてしまう症状です。
股関節炎には、以下のような症状の種類があります。
・変形性股関節症
成人の股関節疾患に多くみられる症状であり、高齢者に特に多く発症すると言われています。
最初のうちは股関節を動かすことで痛みを感じるようになり、動くと痛みが治まります。
症状が進行してしまうと、持続的に痛みが発生してしまい歩けなくなってしまうこともあります。
慢性的にジワジワと進行していくので、気が付いたら重症となっている場合も少なくありません。
・関節リウマチが原因の股関節症
関節リウマチの症状が股関節に現れ、炎症を起こしてしまい痛みが起きる症状です。
股関節の可動域が狭まってしまい、スムーズに動けなくなってしまい歩き方がぎこちなくなってしまうこともあります。
・単純性股関節炎
3~10歳くらいの、子供に起きやすい股関節炎です。
風邪をひいた際に発症することが多く、ヒザや股関節に痛みが発生します。
痛む場所をかばって動くことで、足をひきずって歩いてしまう場合もあります。
股関節のまわりに強い熱感や腫れが生じる場合もあり、化膿性股関節炎と区別がつきにくいともいわれています。
・化膿性股関節炎
細菌に感染することで発生してしまい、感染性の関節炎です。
赤ちゃんや用事が急に元気が無くなり、まれに化膿性関節炎にかかっていることがあります。
成人でも発症する場合はありますが、赤ちゃんや用事は免疫力が低いので発症が多いと言われています。
特に乳幼児というのは骨が未熟なので、関節が損傷しやすく後遺症が残ってしまうこともあります。
【股関節炎の治療方法】
股関節炎の治療方法は、その関節症の種類によって異なります。
・変形股関節症
温熱療法などの理化学療法を取り入れて、ストレッチなどの運動療法を組み合わせて行います。
症状を抑えるために、鎮痛薬を投薬する場合もあります。
改善されない場合は、股関節を人工関節にする手術を行います。
・関節リウマチによる股関節症
一般的には、リウマチ薬を使って治療を行います。
股関節の変形や損傷がある場合は、人工関節に変える手術を行います。
また、休息や栄養を十分に摂取して経過を見る保存療法が用いられることもあります。
・単純性股関節炎
抗生物質や鎮痛剤などの投薬治療を行い、安静などの自然治癒も行います。
・化膿性股関節炎
手術を行い、膿を取り除きます。
手術後は、4~5日は安静にしていないといけません。
いかがでしたでしょうか。
股関節炎はいくつかの症状があるので、それによって似合ったケアをしていくことが大事となります。
中には手遅れになると厄介な状態になってしまう場合もあるので、タイミングを間違えず適切な処置を受けることが大事となります。
股関節は生活していく上で大切な部位なので、気になったらすぐに専門医に相談をしましょう。
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