【出産後多い恥骨の痛み】
出産の後、意外と多い悩みといえば恥骨の痛みではないでしょうか。
皆さん口に出さないだけで、苦しんでいるママは少なくありません。
なぜ、出産後に恥骨が痛くなってしまうのでしょうか。
恥骨というのは、骨盤の一部です。
骨盤の下の方にあり、骨盤の前面部分を形成している骨です。
左右に一対の骨であり、その真ん中にある恥骨結合という部分に痛みが生じます。
産後に恥骨の痛みが出てしまう原因は、ホルモンの分泌が大きく影響をしています。
妊娠中に出るリラキシンというホルモンが分泌されることで、靭帯をゆるめます。
じん帯のゆるみによって骨盤がゆがんでしまい、恥骨に負担がかかって痛みを発生してしまいます。
これらの痛みは、産後1か月を過ぎると落ち着いてきます。
しかし個人差があるので、長い場合は半年以上痛みが取れない場合もあります。
長期に渡り恥骨の痛みが取れない場合は、専門医に相談をしましょう。
【産後の恥骨の痛みを改善させる方法】
恥骨の痛みを軽減させる方法は、以下の方法があります。
痛みがひどく耐えられない場合以外は、セルフケアで痛みを軽くしてみましょう。
・骨盤ベルトの装着
骨盤のゆがみを改善させるため、骨盤ベルトを装着します。
骨盤ベルトにより骨盤を正しい位置に向けることができ、恥骨周辺を締めて痛みを軽減させることができます。
・正しい姿勢を心掛ける
姿勢が悪いと、骨盤が歪んでしまいます。
骨盤のゆがみを改善させ、恥骨の痛みを改善へとみちびきましょう。
座っている時も立っている時も、常に背筋を伸ばして姿勢を良くするよう心がけましょう。
胸を張って姿勢を正すようにすると、簡単に姿勢を良くすることができますよ。
・ストレッチを行う
恥骨のゆがみを改善させる、ストレッチを行いましょう。
仰向けに寝て、足を体育座りのように曲げます。
左右にゆっくりヒザを倒し、10秒キープします。
この時、骨盤からふとももにかけて筋肉が伸びていることを意識して行うとよいですよ。
恥骨のゆがみがどんどん改善され、痛みも無くなっていきますよ。
・体重を減らす
体重が重い人は、恥骨に大きな負担をかけています。
ダイエットをして、骨盤にかかる負担を減らしましょう。
出産後は赤ちゃんが居るので外に出るのは難しいので、家の中でできるエクササイズなどでダイエットへとみちびきましょう。
授乳しているので、食事のダイエットは赤ちゃんへの栄養素を妨げてしまうので、オススメできません。
動くことでダイエットをして、体重の負担を少しでも減らしましょう。
・歩き方を気を付ける
歩き方が大股の場合は、片足にかかる負担が大きくなり恥骨部分への負担を大きくしてしまいます。
小股に歩くようにし、片足にかかる負担を軽減しましょう。
いかがでしたでしょうか。
出産後の恥骨の痛みって、とてもつらいですよね。
このようなセルフケアで、楽になっていくことができますよ。
あまりにもひどい場合は、整骨院などで相談をしてみると良いですよ。