【突発性難聴とは】
突発性難聴は、近年はメディアなどで有名人が発症したというのを耳にすることもありますよね。
突発性難聴は、最近特に増えてきている症状です。
2001年のとある調査では、全国に突発性難聴の患者は年間35,000人もいるとされています。
一般的には、40～50代に多い傾向はあります。
近年は若い人でもなるケースがあり、10代や20代にも増加傾向にあります。
突発性難聴というのは、ネーミングの通りいつ誰がなってもおかしくない症状と言われています。
ある時突然に、耳が聞えなくなってしまいます。
多くの場合、片耳のみ発生します。
怖いことといえば、突発性難聴の原因が不明ということです。
確実な原因がわかっていないので、発症してしまった場合適切な対処ができないのが大きな難点です。
突発性難聴の前兆は、大きく分けて以下の5つが挙げられます。
・耳が詰まったような閉塞感を感じる
・耳の聞こえがおかしくなる
・平衡感覚がおかしくなる（めまいがする）
・耳鳴りがする
これらの症状がある場合は、突発性難聴が考えられます。
突発性難聴を治すためには、素早く適切な治療が大事となります。
すぐに治療を受けることが鉄則であり、出来れば48時間以内に耳鼻科で診察を受けるようにしましょう。
遅れてしまうと、それだけ治りが遅くなってしまいます。
自分のためにも、一刻も早く治療を受けるようにしましょう。
診断の基準は、突然耳が聞えなくなったことです。
突発性難聴の人は、いつどのように耳が急に聞えなくなったのか説明できるほど、明確に耳の聞こえの違いが起きるそうです。
さっきまで何でもなかったのに、急に聞えなくなったなどのような、文字通りの突発性の聞えなさが発生します。
【突発性難聴の治療方法】
突発性難聴は、以下のように治療を行います。
・安静
1番は、安静にすることです。
軽度の突発性難聴の場合は、安静で改善する場合もあります。
・投薬両方
ステロイドなどのホルモン剤を投与してもらい、改善していく方法です。
また、内耳の血管を拡張して血流を良くする血管拡張薬や、血流を良くするための血液粘度低下薬などを投薬します。
治療期間は個人差がありますが、１しゅうかん～1か月くらいです。
この間投薬をしていく、様子を見ます。
もちろん健康保険が効くので、安心して治療を受けることができますよ。
突発性難聴の感知率ですが、1／3と言われています。
3人に1人は感知し、3人に1人は症状が緩和、残りの3人に1人は聴力の改善が見られないということです。
改善するためには、発症から治療開始までの時間を出来るだけ縮めることです。
発症から治療までの時間がかかればかかるほど、回復まで時間を要してしまいます。
自分で病院に行くタイミングにより、改善の度合いが変わるのです。
いかがでしたでしょうか。
突発性難聴にかかってしまったら、一刻も早く病院で治療を受けるようにしましょう。
発症から48時間以内に治療を受ければ、改善の見込みは充分にあります。
改善さえ出来れば、以前のような生活に戻ることができますよ。